ご自宅での遺言書作成ですが、別に特別な事で無く、私の事務所でも半分近くは、ご自宅や病院、施設などに伺って、遺言書作成のお手伝いをしています。

 ご自宅で療養されている方の場合、もう大変な時期にさしかかって、ご家族や親族が遺言者に代わって、ご相談やご依頼のお問い合わせをされる訳ですが、遺言者ご本人の意識レベルが低くては、遺言書の作成は出来ません。

 この意識レベルの程度については、その場、その場の判断となりますので、これくらいで良いのか悪いのかと聞かれても、はっきりとしたお答えは出来ません。

 寝ている時間が長くなっていても、時間によっては、ある程度の会話が出来る様であれば、一度ご自宅に伺って様子を見させて頂き、その状況を公証人に伝えて、公証人の判断を頂くようにしています。

 いずれにせよ、ご本人が、せっかく公正証書による遺言書を作成しょうと考えても、場合によっては出来ない時もありますので、出来れば早め早めのご判断を頂ければと思っています。