相続手続きのうち、金融機関などがある場合、一部郵送でも可能な場合があるようですが、私の場合、金融機関での最初の打ち合わせには、なるべく支店に行くようにしています。

 金融機関毎に、必要書類や手順が異なっていたり、例えば印鑑証明書の有効期間が違っていたりするからです。

 それ以上に、その支店に掌握していない口座がないかなど、確認する必要のあることが数多くあるからで、この作業って、結構重要だからです。

 この作業をおろそかにすると、財産漏れとかが出てきて、後で大変な事になります。

 ...で、この時に困るのが、待ち時間が長いってことです!!!

 多くの金融機関では、相続専門のカウンターというか担当者がいるのですが、日によっては相続の案件が多く、その上、相続手続きというと、どうしても説明時間も長くなるようで、結構長い時間を待つようになります。

 その為に、というか、それもあって、相続人に代わって手続きをする、私の仕事が成り立つわけですが、待ち時間が一時間以上とかになると、やはり疲れます。

 以前は、金融機関等に行くとき、お客様が同行される事が多かったのですが、最近は、ご多忙のお客様が増えたのと、ご高齢の方が増えたため、所定の手続きをとった上で、私が一人で行くことが多くなりました。

 年金関係の手続きを除いても、戸籍調査から遺産分割協議、金融機関や不動産等の名義変更、場合によっては税務申告まで、行政書士の業務外の部分は、各士業と連携して進めて行くのですが、実際、手間が掛かる分、日数もお金もかかります。

 親しい方とのお別れから、たいした時間も経たないうちに、数多くの手続きをしなければならない訳で、自分で言うのも可笑しいですが、私たち業者を上手に使っていただければと思います。 

[てるてる行政書士事務所]