先日、「お葬式がやってくる!!―ボクの葬儀屋日記」...という本を読みました。

 相続手続きのご依頼を頂く時期として、私の場合は、葬儀直後から49日法要前迄が多いのですが、打ち合わせに、相続人様宅にうかがうと、ご遺骨が安置されていることもしばしばあります。

 安置されている骨箱を前に、戸籍謄本などを読むと、単に記載上の「死亡」という文字だけなく、「人の死」というのを、実感します。

 当然、相続手続きの仕事は、葬儀後に受託するわけですが、互助会や葬儀社と提携していないので、葬儀社の方と顔を合わすことはないものの、同じ「人の死」を仕事として扱うという意味と、葬儀...そして相続手続きと流れてくるので、葬儀社の事をちょっと知っておいても良いかもしれないという事で、読んでみました。

 内容としては、葬儀の裏オモテから生と死をめぐるドラマまで、28歳の葬儀屋さんが体験したことを、軽妙なタッチで書いてあり、私の仕事で感じている部分と共通のこともあり、なかなか好感の持てる本でした。

 ...葬儀社が24時間営業だなんて、初めて知りました。

 依頼者(相続人)のお気持ちを察するには、もう少し葬儀の事を知っておく必要があるとも感じました。

[てるてる行政書士事務所]