台風が去ったと思ったら、今度は風邪をひいてしまい、司法書士事務所時代の元同僚が出品していた陶芸展にもいけず、楽しみにしていた食事会にもいけず、結局三連休は家でコロコゴしていました。
そのうえ、未だに喉は痛く、頭も微熱のためかボョ~ンとしたままで、最悪の状態です。
ボョ~ンとした頭での話ですが、私は、20代後半の頃に一度だけ”遺書”めいたものを、書いたことがあります。
別に”死んでやる~”とかでなくて、風邪薬と家族の血圧の薬を間違えて飲んでしまい、体が言うことをきかなくなり、”ひょっとしたら、このまま、この世からバイバイするの”と思ったときに、近くにあったメモ用紙に、中に体が浮いたようなヘンテコな感じの中で、”遺書”めいたものを書きました。
しばらく横になっていただけで、幸いにも大事には至りませんでしたが、ほんの少しだけですが、人間の心理というものを身をもって体験した思いがしました。
そんな経験から、遺言書なんてのは、生命の危険を感じている時だとかの、強い思いがなければ、そう簡単には書けないものだという思いがあります。
ましては、例えばですが、奥さんがネットで”遺言書の書き方”を調べていたのを目撃なんかしたら、「死んだって書いてやるもんか」って思って当然です。
「俺が書く前に、お前が先に書け」とか、言ってやりたくなります。
しかしながらです、現実、特に自筆証書遺言の無効になる事例を目の当たりにすると、やはり、「遺言書は書けるうちに、お早く」としか、言いようがないとも思っています。
”遺言書を書く”、簡単な話では、ないですよね。 生意気言ってたら、ごめんなさいです。