遺言書の文案が出来ると、私が遺言者の前で文案を読み上げ、遺言者の考えと違っていないか、事実と異なっている所はないかなどの確認をします。

 このとき、私自身、ヒアリングの時の事を頭に浮かべながら、なるべく遺言者の気持ちに近くなれるようにイメージを浮かべながら、ゆっくりと、静かに、文案を読み上げます。

 私は朗読の訓練を受けたわけでなく、正直言うと読むのが上手な方ではありませんが、遺言者は様々な思いが浮かぶのかどうか、穏やかで静かな雰囲気で聞かれ、中には涙を流される方もいらっしゃいます。

 そして、この文案でよろしいでしょうか?と確認後、先にも書きましたとおり、公証役場と最終的な調整や日程に打ち合わせに入ります。

[てるてる行政書士事務所]