最近になってお尋ねが増えているのが、10年とか20年前の相続をしてなくて、何かを契機にして、そろそろやらなければというお話です。

 自宅などの場合、親子関係も良好で、子供も一人とかの場合、そのうちに手続きをしょうと思いながらも、あっという間に年月が経ち、次の相続、例えば、最初に父が死亡し、次に母が死亡した場合など、その手続きを順番にすることになります。

 子供がいなくて兄弟が相続する様な場合、年月が経過するほどに、相続人の人数ばかりが増えて、手続きが複雑になる一方となります。

 更に、はるか昔に設定した抵当権などが付いてる場合など、その抵当権者(法人)の所在も解らずに、抵当権が付いたまま、相続もしないまま、...と言ったことになると、相続人を捜したり、抵当権者を捜したり、時には裁判手続きが必要になったりと、大変な事になってしまします。

 ...な訳で、相続の手続きをしなくても、毎日の生活に影響がないとしても、先に行けば行くほど面倒になりますので、なるべく早くされることを、お勧めします。

[遺言相続.jp てるてる行政書士事務所]