「おくりびと」が、大きな賞をいくつも受賞しているとのこと。

 なんだかんだで、未だに観ていないのですが、結局は、数年後にテレビで観るといった事になるかも知れません。

 さて、昨年から今年になかけて、葬儀が続いているですが、親しい友人達との会話で、「葬儀が嫌でなくなった」という言葉が出てくることが多くなりました。

 それぞれがいい歳になり、人生の折り返し点を過ぎ、葬儀を中心とした人間模様に、優しくせっする事が出来るようになって来た為かも知れません。

 私自身、「死」というものを、医師や葬儀屋さん程でないにしても、葬儀の直後から相続手続きをする事も多く、非常に身近に感じます。

 もう少し細かく言うと、、「死」という事実を挟んだ、「喪失感」であったり、形を変えた「怒り」であったり、「優しさ」であったりと、さまざまな感情です。

 相続手続きを名目にして、遺族の方々の気持ちを、少しずつ、少しずつ動かしてゆくのですが、若い頃は、「早く、話しを終わりにしてくれないか!」などと思うことも多かったのが、今では、そのような人の話を聞くのが好きになってきたのですから、不思議です。

 先にも、ご相談や問い合わせが電話の方が増えてきていると書きましたが、手続きの実務面も大切ですが、今まで以上に、心の遺産整理が求められているのかも知れませんね。

[遺言相続.jp てるてる行政書士事務所]