先日のてるてる塾で、「死後事務委任 もし、あなたが喪主になったら」と題した研修会の講師を務めました。

 行政書士の業務は、書類の作成ですから、ご遺族に代わって、葬儀の喪主を代行するなんてのは、本来の業務からすれば、外れたところにあります。

 しかしながら、実際に、遺言書作成や、相続手続きのお手伝いをするなかで、自然と、ご葬儀に関係するようになり、結果として、ご遺族がいらっしゃらないか、いらっしゃっても喪主を務めることが難しいなどの場合に、ご遺族に代わって、お引き受けするようになりました。

 喪主というのは、逝去された方の人間関係のある中で行うわけで、まったくの第三者が行う場合、まずはご遺族、友人、知人との人間関係を構築するところから始まります。

 葬儀の手配から、香典の管理、斎場での精進落としの員数確認、納骨先との調整など、業務が多岐に渡ります。

 遺言書と死後事務委任契約との組み合わせて、お受けしていますので、今後も、喪主代行を務めさせて頂く機会は、増加する一方ですが、これからも、心を込めてあたらせて頂ければと思います。