遺言や相続に仕事って、大変ですね!って、言われることがあります。
ほとんどの場合、ご依頼を頂いた方からの言葉で、ご自分の気持ちの大変さを置き換えて、そのように言われるのだろうと感じています。
遺言や相続での行政書士の仕事は、様々な調査をしたり、書類を集めたり作ったりが、イメージされると思いますが、私自身の感覚で言うと、全体の仕事の95%は、ご依頼者や、そのご家族、ご遺族のお話を聞く....というよりは、聞かせて頂くことです。
例えば、なぜ遺言書を作成する必要があるのかから始まり、話は様々な方向へと進むこともしばしばです。
ですから、非常に優れた法律知識を持っていても、相手の話を聞かずに、話してばかりでは、お客様の満足度は高くならないと思います。
そんな事から、来月以降に私が講師を担当させていただく研修会では、ただ私が一方的に話をするのでなく、受け持ち時間の何割かを、参加者にもご出演頂くような試みをしたいと、同行するスタッフと一緒に検討を始めました。
まだ、どんな風に変えていくのか検討中で、具体的な事は何も決まっていませんが、せっかく来て頂いた方に、少しでも来て良かったと感じて頂けるような一時を作っていきたいと思っています。