先日、ある場所での会話です。

「もう、お墓に行かれないかも知れない?」、言われた方は高齢者で、何でもお墓が山の中にあるとかで、一緒に行ってくれる人もいなければ、行けたとしても、そこの家のお墓は、急傾斜地の途中にあるので、足腰が弱っているいま、そこまで登っていけたとしても、今度は下ることが出来ないので、帰ることが出来ないとの事でした。

私の知っている、ある地方の墓地は、街の外れにある小高い山が、その集落のお墓の山になっていて、集落にある家全部のお墓がそこに有るそうです。

実際に行ってみると、登山口?から墓石のある場所まで、くねくねした狭い道が一本あるのみで、道の片方が山、反対側が沢になっていて、万が一道を踏み外せば、沢まで真っ逆さまとなり、墓参りに行ったまま、ご自分が天国に直行することになりそうです。

私のいる横浜市内でも、それほど極端ではないにしても、山坂のある墓地があり、市街地近くにあるとは言え、そこだけ別世界という所もあります。

世の中少子高齢化の一方なので、先の山の中にある墓地など、今後は管理が出来なくなるかも知れず、数十年後には、それこそ、その全部が文字通り土に帰ると言ったことになりかねないと思います。

おまけに、子孫がお墓に入っている人を確認しょうとして戸籍や除籍謄本を請求しても、兄弟姉妹のものは取得できないので、だれがどうゆう風になっているのかも解りません。

兄弟姉妹の戸籍や除籍謄本については、少なくとも親族であれば取得が出来るようにしないと、親族間のつながりが確認できず、お墓の問題もそうですが、様々な問題が出てくるように思います。

個人情報保護を保ちながら、親族間の関係確認が出来る妙案があればよいのですが?!

[てるてる行政書士事務所]
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